B-right/V開発環境(bv-gsdk)インストールメモ2 Vine Linux編 Part 2(05-Sep-1999)
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B-right/V開発環境(bv-gsdk)のLinux対応版が出たということで、早速Vine Linux 1.1(Vine 1.1)にインストールしたよというお話です。
話としては、前に書いたVine Linuxへのインストールメモの状態から移行する、というという感じになっています。
まあ、パーソナルメディア(PMC)のサイトに書かれている方法で問題無くインストールできるはずですので、あまり意味の無い文書になってしまうのですが…。
パーソナルメディアのB-right/V開発者サイトへ行く

例によって、この文書は私が試行錯誤して行った結果ですので、これが必ずしもベストな方法ではありません。また、このメモには何らかの誤りもあるでしょう。この文書をそのまま利用して発生した不具合などに関しては一切の責任を負いませんので、その辺りはきちっと理解してね。

結論を先に書いてしまうと、基本部分と機種依存部だけダウンロードして、perlとjperlのシンボリックリンクを張って、bv-gsdkが利用する各種プログラムが適当なディレクトリにあることを存在して、環境変数と(bv-gsdkをインストールしたディレクトリの)tool/gnu/i386-unknown-gnu/lib/ldscripts/、etc/mymakeとetc/mymakeの設定を行うだけで、付属の3つのサンプルプログラム(util/sample/、appl/sample1/とappl/sample2/)のコンパイルは行えるようになるようです。

…って、これ書いちゃったら下のメモって無意味ぢゃん。

インストールの前に
何らかの悪影響があると嫌なので、前回張った各種のシンボリックリンク(/usr/local/bin/perl、/usr/local/bin/jperl、/usr/lib/cpp、/usr/bin/cpp、/usr/bin/cc1の5つ)を消してしまいましたが、実はperlとjperlのリンクを消す必要はありません
ついでに、既にbv-gsdkが入っている/home/uaa/brightv/は/home/uaa/brightv_old/にディレクトリ名を変えています。
なお、今回も前に書いたVine Linux 1.1編のように/home/uaa/brightv/(ホームディレクトリの中のbrightv/)に入れました。
ダウンロード
wgetでPMCのサイトからbrightv.common.tar.Z、brightv.linux.glibc2.tar.Zとgccsrc.tar.Zの一括ダウンロードを試みたのですが、gccsrc.tar.Zだけはどうしても上手く行かないので分割ダウンロードしました。
PMCのサイトにも書いてありますが、分割ダウンロードしたものは(これはgccのソースを分割ダウンロードした場合→)cat gccsrc.??.tar.Z > gccsrc.tar.Zで元の一つのファイルに戻せます。
アーカイヴの展開
これは説明不要でしょう。ちなみに、gnu系の各種ユーティリティは既にコンパイルが終わった状態で入っているようです(ということは、gccsrc.tar.Zはダウンロードしなくても良いと?…って、開発環境のダウンロードページにはダウンロードの必要がある、とは書かれていないので多分そうなんでしょう)。
そうそう、tarのコマンド「p」をお忘れなく。これを忘れるとファイルのオーナー名やパーミッションが目茶苦茶になります。
tool/gnu/i386-unknown-gnu/lib/ldscripts/
ここにある、全てのファイルのSEARCH_DIRを書き換える必要があります。
for i in i386*; do mv $i $i~; sed 's/\/usr4\/3bv\//\/home\/uaa\/brightv\//g' $i~ > $i ;done
for i in elf*; do mv $i $i~; sed 's/\/usr\/local\//\/home\/uaa\//g' $i~ > $i ;done
なんてことをしてしまいましたが、mule等のエディタで書き換えた方が早く終わるかもしれません(^^;
環境変数
これは.bash_profileに
export BD=$HOME/brightv
export GNUs=/usr
export GNU_BD=$BD/tool/gnu
export GNUi386=$GNU_BD/i386-unknown-gnu
とでも書いておけば良いかと思います。
etc/mymakeとetc/mymake
環境変数の設定と同じように、BDの設定をインストールしたディレクトリ($HOME/brightv)に設定します。
tool/databox、tool/tool、tool/gterm
tool/etcにコンパイル済みのものがありますのでコンパイルする必要はありません(でも何故かgtermだけコンパイルが通らない…)。mkbtf.cの#define Free周りの問題も解決されています。
付属の3つのサンプルプログラム(util/sample/、appl/sample1/とappl/sample2/)
これまで行った設定で、これらのサンプルプログラムのコンパイルが正常に終了することを確認しました。実行できるかどうかはまだ確認していませんが、多分動くんじゃないかなぁ(無責任モード)。

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uaa@uaa.org.uk 05-Sep-1999