てきとーな日記:冬休みスペシャル!SV-P55V MMX 製作日記
このページは写真をばりばり使っているので重いです。→重いページを見るのは嫌っ!
23-Dec-1998
手元にCyrixの6x86L-PR200+GPと24MB分のメモリ(これはそのうち増やすことにしよう…)DIAMONDのEDGE 3D 2200XL、そしてジャンク交換会で入手したASTのBravo 386SX/20っていう386マシン(これはケースとして利用する)とキーボードが転がっているので、あとは適当なマザーとHDDを買えばLinux専用機ができるよな…という訳で、適当な中古のマザーボードを探しに秋葉へ繰り出しました。

この箱の中に組み込みまーす (12,487 bytes)

が、困ったことに、中古屋さんで売られているものは全てATX。店員曰く、「今時baby-ATは無いねぇ」だそうで。
そんな時に運悪く(運良く?)TWOTOPで遭遇したのが、このSV-P55Vっていう、半田ごてで組み立てるという、かなりイッちゃってる人向けのマザーだったりする訳で。
お値段も\4,980と手頃だったし、話のネタに、ってことで衝動買い(^^;

箱の中に入っているものを広げてみました (16,649 bytes)

この手の物を買った後、帰りの電車の中では周囲の視線を気にせずに箱を開け、マニュアルを取り出して一通り目を通すのが習慣だったりします。
で、例によって日本語の組立ガイドを見ていたのですが…このガイドの他に中国語版と英語版のマニュアルが付いていると書かれているくせに全然そんなの見当たらないし。

おいおい、大丈夫なんだろーか??

結構不安だったりするのだが、おもむろに組立を始めてみたりする…っと、その前に、机の上は片付けような(爆)>俺

荒れている机の図 (16,891 bytes)

机の上の邪魔なものを畳の上に置いて、作業開始です。
基板(写真左)の上に、ISAバスやPCIバスのスロット、CPUのソケット、レギュレーターその他もろもろの部品(写真右…ちょっと見づらいです)を半田ごて使って付けていきます。
ちょっと分かりにくいですが、基板の上にはチップセットやチップ部品等、半田付けの難しい部品は予め半田付けされています。

この基板の上に部品を付けていきます (20,226 bytes) 半田付けしなきゃいけない部品はこれ (17,224 bytes)

この手の電子工作の鉄則として、

背の低い部品から取り付ける

というものがあります。という訳で…製作ガイドには「部品表の順番に取り付けること」とあるものの、半分無視して取付けていきました。
この日は、無理に組み立てるのは止めよう(Socket 7みたいに要となる部品は、別の日に心を落ち着けて作業した方が良いでしょう、多分)ということで、ダイオード、フェライトビーズ、TTL、集合抵抗、バッテリー用ソケット、小さい電解コンデンサと水晶振動子、BIOS用ICソケットを取り付けました。

組み立てる前と全然違いが分かりませんが、これが1日目の成果です(写真)。

1日目の成果:部品を付ける前と全然違いが分かりません(^^; (21,168 bytes)
24-Dec-1998
バイトも終わり、例によって作業の続きを。さみしいクリスマスイブだなぁ。
肝心要の部品である、Socket 7を取付けました。ついでに、SIMMソケットも2つほど付けてみました。
いまいち半田の乗りが悪いので、2つまで付けた時点で作業中断。

2日目の成果:それっぽくなってきたでしょ? (19,337 bytes)

25-Dec-1998
30Wの半田ごてを近くのDIYセンターで購入し、残った部品の取り付け&今まで付けた部品の付け直しをやりました。スルーホールの中に半田が気持ちよく吸い込まれ、作業も快調に進みます♪
実は今まで15Wのこてを使っていたのですが、やっぱり寒い部屋だと駄目ですね。とりあえずくっついても、本当にくっついているかどうかは結構怪しいものです。

とりあえずすべての部品を装着完了、っと。

3日目の成果:部品は全部付いたけど… (17,374 bytes)

しかし、安物のこてというのは恐ろしいもので、使っていくうちにどんどんこて先が溶けていってしまいました。

溶けたコテ先 (5,115 bytes)

さてさて、お待ちかねの動作チェックです。
ジャンパーの設定をして、CPUとメモリとビデオカードを差し、電源をつないで…心の準備をしてからおもむろに電源を入れてみます。もちろん、ビデオカードの出力はモニターにつなげることも忘れません。

動作テスト:おおっ動いた! (8,802 bytes) 580VPXが載ってます (6,525 bytes)

とりあえず動作することを確認した後、他のPCIバスも使えるかどうかを確認するためにビデオカードを他のバスにも差してみます。
ところが、PCIバスの3番目と4番目に差しても起動してくれません。ビデオカードとの相性を疑い、Trio64V+の載ったカードで試してみましたが×。
試しにJPCI1(PCIバスの2番目と3番目の間にあるジャンパー)の1-2をショートしたところ、無事に使えるようになりました(2-3をショートしたらどうなるんだろう??)。やれやれ。
27-Dec-1998
説明書に載ってるジャンパーの設定表はこんな感じ(そのまんま入力してます…なんで、CloseとShortが混在してるんだろ?)

Bus ClockJCK1J75SRatioJP1JP2CPU V/CoreJPW1JV2
50MHz1-2, 3-41-21.5xOpenOpen3.52v3-4Close
55MHzOpen1-22.0xOpenShort3.3v1-2Close
60MHz3-41-22.5xShortShort3.2v1-2Open
66MHz1-21-23.0xShortOpen2.9v5-6Open
75MHzOpen2-33.5xOpenOpen2.8v5-6Open
2.4v7-8Open

気になる点は2つ。これ以外のジャンパーの設定と、3.3v/3.2vの設定は違ってるくせに2.9v/2.8vの設定は同じかってこと。

ついでに、日本語のマニュアルの他に付いているマニュアルのことが気になったので、TWOTOPに電話してみる。すると、中国語のマニュアルは付いてないとのこと。

ジャンパーの設定についてもいくつかたずねてみる。すると、日本語のガイドに書いてある部分だけ設定しておけば動くはずだとの答えが返ってくる。うーん、じゃああのJPCI1ってのはなんなんだろー??とりあえず言っといたけど。

どなたか、SV-P55Vのジャンパーピン(特に、JBAT1, JIO2, JROM1, JPCI1, JV2, JV1)に関する詳しい設定を教えて下さい!

※↑これらの分からないジャンパーですが、今のところ、製作ガイドと一緒に付属していたマザーボードの写真と同じように設定しています(つまり、JBAT1は1-2、JIO2は1-2、JROM1は1-2、JPCI1は1-2、JV2は3-4、JV1は1-2と3-4)。

そういや、CPUの側にある、大きな放熱器の付いたレギュレーター(XILEX TIP168)よりもSIMMソケットの側にある小さな放熱器のレギュレーター(TIP110A)の方が異様に熱くなるので適当な放熱対策をしないといけませんね(まさか、違う種類のレギュレーターを付けてしまったのだろうか…?不安だなあ)。
01-Jan-1999
秋葉へ行って、放熱器を探す…が、店が閉まっていた。正月だもん、当然か。
という訳で、部屋をごそごそやると…昔作って放り出した、TNC(Terminal Node Contoroller…無線用のモデム、と解釈して下さい)の電源部になかなか良さそうな放熱器が付いているのを発見。早速外してみる。
ちなみに、この作りかけのTNC、久しぶりに電源を入れたら煙が出てきて焦る。特にショートとかもしてないはずなんだけどなぁ。まあ、いずれ何とかしよう。

犠牲者は君だぁ!(^^; (18,806 bytes)

左側のは今まで付いていた放熱器で、右側のが外してきたものです。よく冷えてくれると良いのですが…気休めかなぁ。

放熱器(後のひだひだ) (7,538 bytes) 放熱器(上から見た図) (6,556 bytes)

外してきた放熱器のネジ穴が思ったより高い位置にあるため、半田ごて使って部品の位置をずらして付けるのは無理…ということで、実物合わせで放熱器に穴開け&タップでネジ山を作って取付けました。こんな感じに。

付けたぞ (15,345 bytes)

基板から少しはみ出ているのはご愛敬(^^;ついでに、マザーボード上で一番背が高い部分がこの放熱器になってしまいました(CPU+クーラーを取付ければそっちが高くなるでしょうけど…)

本当は、基板にも穴を開けて下からもネジ止めしてがっちり放熱器を固定してしまいたいところですが…基板に穴を開けるのはかなり抵抗がある&面倒なのでやってません。絶縁とかも考えなきゃいけなさそうだし(あ、今も考えなきゃだめか)。
02-Jan-1999
QSOパーティーにも飽きた(だって局数が伸びないんだもん…)ので、おもむろに例のケースにこのマザーを入れてみようとする。本当は子細に写真を撮ったりして解説しようかと思ったのだけど、なんか製作日記から外れるような気がするので割愛。

マザーに合わせてケースに穴を開け、ネジで固定しました。が…固定中にお馬鹿をやって基板上の部品を壊すし。R68(SIMMのBank 1とかQ2とかの近くにあります)というものなのですが…
運良く、壊れている486マザーから部品を移植することにしました。多分、この部品って33Ω(330と書かれている)のチップ抵抗だと思うので、それを付けてます(汗)。CPUの脇、Q1周辺にあるU19の辺りにも似たような部品が付いてるし…

それでも何とか動いてます。恐怖かも(ぉぃぉぃ)。

うーん、でもちょっと部品が美しく付いていない(イモハン気味なんで…これははまずいっしょ)ので、気が向いたら付け直さないといけないな。

で、これがケースに収めた図です。あとはジャンパの設定を完璧にして、メモリを増やして、HDDやらFDDやら結線して、最後にケースに付いてるスピーカやらLEDやらも付ければ完成。

ケースに入れてみました。どう? (20,168 bytes)
04-Jan-1999
数日前、サーチエンジンで検索していたら、「想い出の鉄道写真館」の中にある「AT互換機増殖中!」で同じマザーを組み立てている方を発見。
そこにある、ゲストブックで質問をしてみる…で、その答えが書き込まれていました(いわいさんに感謝です!!)。許可も頂いたので、ここにその書き込みを転載しましょう。

SV-P55Vのジャンパの質問(長文) 投稿者:uaa  投稿日:01月01日(金)23時13分45秒

>いわいさん
こんにちは、uaaです。えーっと、この手の質問はここに書き込んでよいのでしょうか…?

早速ですが、お言葉に甘えて…いくつかお尋ねします。
自分が買ったSV-P55Vには日本語の製作ガイドしか無く、
かなりあやふやな表記が多くて不安を抱いております。

困っている点は次の3つです。
1)TIP110AとTIP168の正しい取り付け位置は??
  Q1(放熱器大)にTIP168、Q2(放熱器小)にTIP110Aだと思うのですが
  (私もこの通りに取り付けています)、
  ガイドには逆のような表記もあり混乱しています。

2)電圧設定のジャンパ…2.9Vと2.8Vが同じ!?
  3.2Vと3.3VはJV2をOpen/Closeすることで切り替えができますが、
  2.8Vと2.9Vはどちらも全く同じ設定というのが気になります。
  CPUに6x86Lを載せる予定なので、2.9Vだとちょっと…(多分大丈夫でしょうけど)

3)製作ガイドに載っていないジャンパの設定は…?
  クロック周波数の設定(JCK1,J75S)、倍率の設定(JP1,JP2)、電圧の設定(JPW1,JV2)は
  載っているのですが、これ以外のJBAT1,JIO2,JROM1,JPCI1が全く分からないのです。
  JPCI1は1-2をショートさせないと4つあるPCIバスのうち2つが使えなかったので
  そのように設定しました。それ以外のジャンパは…完成図の写真を参考に
  JBAT1は1-2、JIO2は1-2、JROM1は1-2を設定しました。
  また、日本語版の製作ガイドに書かれているJV1とJV2の設定も意味不明です。
  とりあえずJV1は1-2,3-4を設定し、JV2の3-4も設定しているのですが…

あああ、質問の嵐になってしまいました(^^;
いわいさんがこの辺りの設定をどのようにされているか、ちょっと教えて頂けませんか?
よろしくお願いします。

ではまた(^^)


SV-P55Vのジャンパ設定 投稿者:いわい  投稿日:01月03日(日)15時29分03秒

uaaさん、こんにちは。お返事遅くなってすみません。以下、マニュアルから書き写します。

1)ヒートシンク:大きいほうが168、小さいほうが110です。

2)電圧設定:1.P55C,6x86L,K6(I/O=3.3V,CORE=2.7~2.9V)  JPW1:5-6 JV2:OPEN
           2.P54C(3.3V)                             JPW1:1-2 JV2:1-2
           3.5k86,6x86(3.4~3.6V)                    JPW1:3-4 JV2:1-2
 
 JV1については、組み立てマニュアルの方に、1-2,3-4をショートさせるように指示があり、
 ジャンパーピンではなくワイヤーで半田付けしてます。
 但し英文マニュアル(完成品についているような小冊子)には上の1.の時は1-2,3-4、
 それ以外はOPENと書いてあります。
 わたしはこれは無視してますが(だって半田付けした後だもん(^^;)動いてます。
 CORE電圧は、K6などの2.9VのCPUでも2.8Vに設定されてしまうようです。
 また、3.2V/3.3V切り換えは、わたしのほうのマニュアルには書いてありませんでした。
 JV2はCORE=I/Oに電圧設定するためのジャンパのように思います。

3)JBAT1:CMOS Selector              1-2 Normal         ,2-3 CMOS Clear
  JIO2 :88H/89H Port Selecter      1-2 89H(DEFAULT)   ,2-3 88H
  JROM1:Flash Rom Voltage Selector 1-2 5V(SST,WINBOND),2-3 12V(INTEL,MXIC)
  JPCI1:PCI Reset Jumper Selector  1-2 Normal(default),2-3 Option
 すべて1-2に設定してます。内、JIO2はワイヤーで1-2を半田付けしてます。(組み立てマニュアルの指示)

以上ですが、まだ疑問がのこるようでしたら(疑問だらけだけど)お気軽にどうぞ。

http://member.nifty.ne.jp/iwai/


re:SV-P55Vのジャンパ設定 投稿者:uaa  投稿日:01月04日(月)21時26分08秒

いわいさん、こんにちは。詳細なレスに感謝します。

結局、JV2の3-4のジャンパが悪さをしていたようです。
この電圧設定の指示どおり、JV2から全てのジャンパーを取り外したら
大きなヒートシンクが付いている石が暖まり、
小さい方は冷たくなりました(今までは逆だったのですが…これで一安心)。
電圧を測ってみたところ、きちんとI/OとCoreの電圧になっていました。

JV2の3-4のジャンパを外す前はどちらも約3.3V…CPUが壊れなくて良かった(汗)。

残りの設定は…特に変更しなくても大丈夫でした
(いわいさんと同じように設定していたので)。

JIO2とJV1ですが、私は嫌な予感がしたので手元にあった部品を半田付けして
いざというときにジャンパを外せるようにしてしまいました。

これで安心してマシンを使うことができそうです。
どうもありがとうございました。


あ、実はこのマザーボードの製作日記なんて物を作っているのですが、
もし良ければこの設定に関するメッセージを掲載させて下さい。

↓まだ作りかけなのですが…。

http://www.bi.a.u-tokyo.ac.jp/~uaa/gomitext/svp55v/index-j.html


re:SV-P55Vのジャンパ設定 投稿者:いわい  投稿日:01月05日(火)00時28分57秒

>uaaさん。SV-P55Vの完動おめでとうございます。

>あ、実はこのマザーボードの製作日記なんて物を作っているのですが、
>もし良ければこの設定に関するメッセージを掲載させて下さい。

はい、ご自由にどうぞ。日記の完成を楽しみにしてます。

追加情報、というより書き落としです。
JV2の3-4ですが、こちらのマニュアルには何の記述もなくて、ジャンパを半田付けせずに
スルーホールの穴があいたままになってます。

それから、uaaさんの日記にあった、CPUクロック3.5倍はこちらのマニュアルにはありませんでした。
1.5倍と同じなのが気になるが、、、

なかなか奥の深いマザーです(笑)。

http://member.nifty.ne.jp/iwai/


re2:SV-P55Vのジャンパ設定 投稿者:uaa  投稿日:01月06日(水)09時06分14秒

>いわいさん
あ、どうもありがとうございます。

JV2の3-4っていじってはいけなかった部分なんですね…
写真を見ながら作っていたのが仇となったか(汗)。

CPUのx1.5/x3.5ですが、これは確かCPUがx1.5の設定をx3.5としてみなす、
というものだったと思います。
ですので、同じ設定で構わないのだと思います。

苦労して作ると、愛着沸きますよね…このマザーって。
なかなか面白いアイテムです。

#自作サウンドカードとか自作ビデオカードとかのキットもある、
#とTWOTOPのページにあったけれども…どうなったのだろう???


09-Jan-1999
町田の東急ハンズへ行って、半田こての先を適当に探す。
そのコテ用の物が見つからず、他メーカーのものを購入した。
ちゃんと使えるか不安だったので、一番安いの(\170)を買ってきたが…きちんと使えるなら、先が細い電子工作用の(\270)を買ってくるんだった(涙)。
31-Jan-1999
液晶ディスプレイ導入に伴い、妹用に組んだ486機が稼動するはず、だったんだけど…妹の部屋にあるラックはミドルタワーケースを一切受け付けてくれないという代物。
という訳で、我らがSVP-55VはASTのケースからミドルタワーケースへお引越しとなりました(486機がこのASTのケースに入るという訳)。

ミドルタワーケースに入れるとき、前に大きいものと交換していた放熱器が邪魔になったので、元の小さなものと交換する羽目に…今までの苦労って、一体何だったんだろう??
11-Feb-1999
前に入手していた8MBの72pin EDO SIMM(60ns)2枚、6.4GBのHDDを付けて、稼動状態へ。

ベンチマークを取ってみた。
まずは3Dbench2。EDGE 3Dだと遅すぎて測定にならないので、ET6000を使って測った。

CPU Clock (MHz)75×266×260×250×2
Result (fps)146.8181.2162.7135.8

66×2の結果より、75×2の結果の方が悪くなっている。 念のため、pfm586を使ってメモリのアクセス速度を測ってみた。


   pfm586 ver1.2   DysanKeihin & (koji)   
------------------------------------------
|CPU: P54C  [CyrixInstead Fam5 Mdl2 Stp0]|
| This FPU is fixed version.             |
|----------------------------------------|
|  150.37[MHz]  | [ns/dword] |[CPUclocks]|
|---------------+------------+-----------|
| E-cache read  |   14.635   |   2.201   |
| E-cache write |   23.357   |   3.512   |
| main    read  |   35.791   |   5.382   |
| main    write |   47.394   |   7.127   |
------------------------------------------
          

   pfm586 ver1.2   DysanKeihin & (koji)   
------------------------------------------
|CPU: P54C  [CyrixInstead Fam5 Mdl2 Stp0]|
| This FPU is fixed version.             |
|----------------------------------------|
|  133.67[MHz]  | [ns/dword] |[CPUclocks]|
|---------------+------------+-----------|
| E-cache read  |   16.455   |   2.200   |
| E-cache write |   26.276   |   3.512   |
| main    read  |   40.205   |   5.374   |
| main    write |   53.318   |   7.127   |
------------------------------------------
          

   pfm586 ver1.2   DysanKeihin & (koji)   
------------------------------------------
|CPU: P54C  [CyrixInstead Fam5 Mdl2 Stp0]|
| This FPU is fixed version.             |
|----------------------------------------|
|  120.08[MHz]  | [ns/dword] |[CPUclocks]|
|---------------+------------+-----------|
| E-cache read  |   18.327   |   2.201   |
| E-cache write |   29.246   |   3.512   |
| main    read  |   44.339   |   5.324   |
| main    write |   59.345   |   7.126   |
------------------------------------------
          

   pfm586 ver1.2   DysanKeihin & (koji)   
------------------------------------------
|CPU: P54C  [CyrixInstead Fam5 Mdl2 Stp0]|
| This FPU is fixed version.             |
|----------------------------------------|
|  100.26[MHz]  | [ns/dword] |[CPUclocks]|
|---------------+------------+-----------|
| E-cache read  |   21.930   |   2.199   |
| E-cache write |   35.028   |   3.512   |
| main    read  |   53.590   |   5.373   |
| main    write |   71.091   |   7.127   |
------------------------------------------
          

こちらは、クロック数に従った結果が出ている。

NIFTYの過去ログを調べてみたところ、Apollo VPXを使ったマザーの中にはベースクロック75MHzを選択するとPCIバス周りを遅くするような設定になる、というBIOSがあるそうだ。
多分、このマザーもその類なのだろう。
INTELSATなどのPCIレジスタ設定ツールを使ってチップセットのレジスタを書き換えると解決できると書いてあったけど、面倒なので66×2で運用することにした。

B-right/Vを試しに入れてみた。800×600の解像度では液晶ディスプレイが対応できないような水平/垂直同期周波数をビデオカードが吐き出すのか、全く表示できなかった。

Solarisを入れてみたが、途中で画面が荒れた。ビデオカードが対応していないから仕方が無いか…
次に、TurboLinuxを試してみた。KONして、日本語を表示しようとした時点で画面が荒れた。まあ、VGAが腐っていると言われるビデオカードだから仕方が無いか…
最後に、Linux Japan vol.6に付いてるRedHat Linux 4.2を入れてみた。インストールはできたものの、Xを起動させると固まる。
何故??XFree86(3.3.1)はEDGE 3D(STG2000)に対応しているはずなのに…

11-Feb-1999(2)
駄目元で、手元にあったTurboLinux日本語版2.0に入っているXFree86(3.3.2)を入れてみた。
凍らない。xtermがぶんぶん動く。xgalagaは重かった。気が向いたらxengineで描画速度を測ってみよう。
あとは、Linux Japan vol.7に入っているPJEを入れて日本語化するだけだ。
14-Feb-1999
LANカードを、Realtekの石が載ったPCIバスのものからISAバスのものにした。I/Oポートの設定にハマったためである…が、よくよく考えてみればautoprobe一発なので換えなくても良かったか(^^;
ちなみに、HUBを買う金は今のところないので、10BASE-2である。

単純につなげてみたが、pingを打っても反応無し。ターミネーターを付けても駄目(実は付けていなかった)。
あるネットのメーリングリストで質問してみたら、「騙されたと思って、電源のコンセントの向きを逆にしてみましょう」という回答を頂いた。
で、早速試してみたら完璧に動いちゃいました。

これが証拠写真です。

B-right/Vでtelnetしてみる


Linux JAPAN vol.7に入っているPJEのインストールに難航する。rpmのだと途中で何故かsegmentation faultを出すので、Slackware用(?)のtgzのを強引に入れた。
muleでとりあえず漢字が使えていい感じ。
B-right/Vの開発環境も入れてみたが、単純にファイルを(ftpで(^^;)転送して展開しただけ。まだ使える状態じゃない。

Debian JPに興味があるお年頃らしい。
xx-Sep-1999
Linuxをインストールした状態で、メモリを128MBに増設してみる。BIOSではちゃんとメモリを認識していたのに、OSが起動すると画面がぐちゃぐちゃになってあちらの世界へ旅立ってしまった。
96MBに減らすと、とりあえずそんなことはなくなるものの、swapを利用しようとした途端に落ちた。…ってことは、このマザーって64MBまでしかメモリを積めないのかなぁ?
という訳で、メモリが増やせない以上Linux機の座はGA-586Sに。このマザーは来るべき時のために眠って頂きましょう(色々調べたんだけど、GA-586Sよりも便利な部分はあるんだけどね…8.4GB以上のHDDが使えるとか)。
16-Dec-1999
あれからもうすぐ1年…色々あったけど今日もSV-P55Vは箱の中で眠っています。
このマザー用と思われるBIOSを台湾のAWARDのサイトで見つけたので、BIOS updateをしてみました。作業は問題なく終わり、とりあえず起動することだけは確認しました。
今まで入っていたのはRev:2.0 (10/27/97-580VPX-W877F-2A5LDSH9C-00)だったのですが、書き換えたものはRev:2.2 (12/01/97-580VPX-W877F-2A5LD000C-00)…あれれ?IDが違うぞ??
中身を見てみると、どちらのBIOSもIDTのWinchip C6には対応しているようです。Rev:2.2では、さらにTillamookにも対応しているようなのですがこれって何でしょう?(一説によればノート向けMMX Pentiumという話も…ってことは、あの「黄金戦士」ってことか?)
Updateついでに128MBのメモリを認識するかもう一度テストしたところ、DOS(BIOS書き換え用に作ったシステムを転送しただけのもの)は問題なく起動しました。最初、64MBしか認識してくれなかったので接触不良が起こっていたか、もしくはメモリ64MB以上を使用する場合のLinuxの設定を怠っていたのが原因か(でも何故かGA-586Sでは設定しなくても動くんだよね…現在のkernel 2.2.x系だとどうなんだろう?)、そのどちらかでしょう。

現在のSocket 7 CPUってVcoreが2.2Vの物が多いので、どうやったら2.2V化できるかな?と思ってちょっと実験してみました。電圧設定のジャンパーピン(JPW1)を1本だけジャンパーするのではなく、2本やってみたらどんな電圧が出るのかという実験です。

1-23-45-67-8
1-23.4V2.4V2.18V2.075V
3-4測定せず2.2125V2.1V
5-62.85V1.99V
7-82.55V

アナログテスタで、−極を電源の−極に、+極を(TIP168が付いている)大きな放熱器に当てて測ったものなのであまり正確な値ではないのですが…とりあえず、1-2と5-6、もしくは3-4と5-6の組合せで2.2VのCPUを動かせそうな気がします。
個人的にはCyrixのMIIを264MHz(66MHz×4)で動かしてみたいところですが、Cyrix系のCPUの場合はBIOSが×4設定に対応していないとまず動かないので(残念ながらSVP-55Vも対応していないようです)辛いところです。(BIOSを書き換えればよさそうなのですが、AWARD BIOSは内部で圧縮していたりするので一筋縄ではちょっと…)
とりあえず、BIOSの目処が経つまでSVP-55Vは再び箱の中で眠ることになります。

…と思っていたんですが、何故か手元にはMMX Pentium-200MHzがあったりするので、これを使って組み立ててしまいましょうか。マザーボードがマザーボードなだけに、こんなCPUを使うのは非常に面白くないのだけど。(まあ、MIIか6x86MXは中古で出たときにgetすれば良いから、当面はこれで我慢我慢)
22-Dec-1999
やっちまいました。てへっ。
MII at 264MHz(66x4)
11-Oct-2000
現在、このマザーボードを使ったマシンは友人宅で活躍しているはず、なのですが…この前メンテした時にFDDポートが壊れたのか、繋ぐFDDを確実に壊す呪いのマザーとなってしまいました(涙)。ISAバスに接続する、multi I/Oカードを載せてその場を凌いでいるけどね。
また、NeedのUH-275という、OpenHCI準拠のUSBホストコントローラーを載せてもWindows98SEで全然動いてくれなかったりします。IRQ周りの問題という話を聞いたので、いづれ直したいところですが…。

台湾のAWARDのサイトが潰れちゃったみたいなので、このマシン用のBIOSが入手できない状態になっています。という訳で、削除要求が出るまでの間(その要求を出すってことは、要求を出した人がBIOSを公開するっていう意味だと解釈します)、ここのweb siteでそのBIOSを置いておこうかと思います。
お約束ですが、苦労して作られたSVP-55Vが再起不能になっても私は一切の責任を負いませんので、注意して書き換えて下さい(一応、自分のP55Vでは動きましたが、他のP55Vで動くかどうかは知りません)。また、ROMイメージだけしかありません…Flash書き換えツールは適当に用意して下さい。
svp55v22.lzh
一応書いておきますが、これはCyrix MIIのベースクロック×4対応化改造はしていません。拾ってきた物そのものです。
3-May-2001
最近、ロシア方面から最新のBIOSに関する問い合わせが多くて(と言っても、今日現在で3件)、ちょっとどうしたものかなーと思っています。
何気に、SV-P55Vというキーワードでgoogleを使って調べたところ、韓国のhyunju computerSV-P55V BIOS V2.21が落とせるページを見つけたので早速落として中身を見てみました。
これ、なんなんだろう…。web pageではV2.21と書いてありますが、ROMにはRev:2.11と書かれています。BIOS ID stringは10/27/97-580VPX-W877F-2A5LD000C-00で、Tillamookには非対応ということから、Rev:2.2より古い物であると思われるんですが(日付を見る限りでは、Rev:2.0と全く一緒…バイナリレベルでの比較は気力が無いのでやっていません)。
何にせよ手元にあるSV-P55Vは壊れてしまっているので試しようがありません。どっかでキットとしてまだ売られていると嬉しいのですが、今時MMX/Classic Pentiumっていうのもないでしょうし。

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uaa@uaa.org.uk 一番新しい項目の日が更新した日です