今回もlibkkcネタを引っ張ります。
fcitxの動作がどうもイマイチで(fcitxを再起動させるとマウスボタンが効かなくなってしまい、Ctrl+Alt+BackspaceでXを落とさないといけなくなる)、fcitx-kkcのテストができません。これ、Freezing caused by fcitx restarting from systray in lxqt-panelにあるDo you use openbox? I've once hit by a bug in openbox that it freezes with XIM. Try to disable XIM in fcitx.(yan12125)を踏んでいたようで、要するにOpenboxとfcitxとの相性が悪いということみたいです。
Openboxは随分長く使っていますが、この環境でテストができないようであれば別のウィンドウマネージャを使わなければいけません。今更twm/fvwmを使うのもツラいので、systemdフリーな世界を快適に立ち上げる ―モダン&シンプルな起動ユーティリティ「S6」で見かけた…Obarunで使われているというJWMを試してみました。
OpenBSDの場合はpkg_add jwmでインストールでき、/usr/local/share/examples/jwm/system.jwmrcを適宜編集して$(HOME)/.jwmrcとすれば設定完了です。OpenboxのClearlook風の配色にしたかったので、これはpuppy linuxのJWM Themes Exchangeを参考に設定しています。トレーに関しては画面幅に対する比率でサイズを指定できなかったという理由により、この機能は使用せずOpenboxでお世話になったfbpanelの使用を継続することにしました。
fcitx-kkcの辞書の設定は、fcitxのメニューから設定→入力メソッドの指定でKana Kanjiを指定し工具マークのアイコンをクリック→入力メソッドの設定:その他からできるようになってはいるのですが、むしろエディタで直接/usr/local/share/fcitx/kkc/dictionary_listを書き替えた方が手っ取り早い気がします。デフォルトでは/usr/share/skk/SKK_JISYO.L他を参照するようになっているので、/usr/local/share/skk/SKK_JISYO.L等と修正する必要があります。
今回はfcitx-kkc(SKK辞書あり)で日記を書いています。SKK辞書は必須と言っても良いかもしれません…少なくとも前回入力したくてもできなかった三点リーダーと矢印の入力が可能になっていますし、少しは変換が賢くなった印象があります。これだけ動くなら、あとはEmacs上からもXIM越しではなく何らかの.el経由で入力できるようになってほしいのですが…この辺りはuimやanthyの強い領域なので、何か実現するための可能性がないか調べてみたいところです。難しそうだったらさっさと尻尾を巻いて逃げますけど。53.35kg(21:35)