さくらのVPSにOpenBSDをインストールしてみたを、自分もやってみた。このページに書いてあることをそのまま実行すればOKなので特に何かを書く必要は無いんだけど、覚え書きを手元に残しておかないと安心しない性分だしってことで。
- OS再インストールからカスタムOSインストールを選び、GRUB2用にUbuntu 10.04をインストール。i386/amd64はどちらでも良い。
- OSの再インストールに必要な各種の情報(ホスト名/IPv4アドレス/ネットマスク/ゲートウェイ/ネームサーバ)が表示されるのでこれは忘れずにメモしておく。Ubuntuのインストールに必要なVNC clientが起動するので、ここから先の操作はこれを使う。
- Ubuntuのインストール自体はカスタムOSインストールガイドに従えば良い。ネットマスクの指定は255.255.255.0ではないので注意。HDDの区画サイズはどうせ後で全部消すのでデフォルトのまま。GRUB(2)のインストール先は、とりあえずMBR(/dev/sda)。
- Ubuntuを起動後、cd /boot; sudo wget ftp://ftp.jaist.ac.jp/pub/OpenBSD/4.9/amd64/bsd.rd; sudo reboot で再起動。
- 再起動したらGRUB2のメニューが表示されるので、cを押してコマンドラインモードへ移行。grub>のプロンプトが出るので、kopenbsd /boot/bsd.rdと入力して、bootでOpenBSDが起動する。
- OpenBSDのインストール手順はいつもの通りなので、省略。ただしさくらのVPSにOpenBSDをインストールしてみたにも書かれているように、デフォルトをシリアルコンソールに(115200bps)の設定を行うとVNC要らずで便利。あと、CD-ROMとかは無いのでftp/http越しのインストールになるということも。
要するに、GRUB2の認識できる区画にbsd.rdを置いて、こいつを起動しちゃえということになります。
きちんと時間を測っている訳ではありませんが、Ubuntuのインストールには1時間程度の時間が掛かっているようなので、この部分を短縮できる方法があればより気軽にOpenBSDを試せるのではないかと思います。回線/サーバ負荷の状況にもよりますが、トータルで2〜3時間程度の作業時間は見込んでおいた方が良いのではないでしょうか。
あと、インストール中のアクシデントとして、OpenBSDインストール時にVNC viewerが開かずに途方に暮れるという事態がありました。ブラウザの再起動でどうにかなりましたが…心配な人は、Ubuntuのインストール後〜OpenBSDのインストール前の適当な時点で一旦ブラウザを落としておくと良いのかもしれません(不要な手順だとは思いますが)。
OpenBSDのアップグレードを行う際はOpenBSDのブートローダーから新しいバージョンのbsd.rdを起動し、sysmerge辺りはISOイメージをマウントすればどうにかなりそうに思えますが、これは次回のお楽しみということで。そろそろ5.0が来ますし。
…という訳で、web pageのコンテンツもさくらのVPSに移してしまいました。CGI周りの設定がまだ終わっていないのでInternal Server Errorが出まくっていますが、気が向いたら直すことにします(面倒なら放置します)。旧いURLでアクセスしてきた場合でも大丈夫なように、一応.htaccessでリダイレクトするようにしていますが…うまくいっていなければTwitter等でお知らせください。
生物情報工学研究室サーバには本当にお世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。
httpdをapache-1.3系からapache-2.2系に乗り換えたので、その覚え書きも。コンパイルがうまく通らなかったのでpackagesからさくっとインストールして、以下のファイルを修正(リンク先は修正差分)。
あとは/etc/rc.local辺りに/usr/local/sbin/apachectl2 startを実行するように仕込んでおけば、OS起動時にhttpdも起動する。
朝:妻にお任せ(ジャガイモの炒め物、デザート他)。昼:冷凍庫のものを適当に。夕:某所で焼肉。(20:25)