DM-1801向けOpenRTXのビルド手順。Compilation instructionsを見れば良い話なんだけど、以前見る必要があった時にサイトが落ちてて読めなかったので簡単に訳しながらメモ。なお、Debian-11(x86_64)に必要なライブラリ類とユーティリティ(cmake, meson, ninja, libusb-1.0)およびMiosix Toolchainがインストール済みであることが前提。
- ソースの取得(--recursiveを忘れずに)
- git clone --recursive https://github.com/OpenRTX/OpenRTX
- ビルド環境の設定(一度実行すれば良い)
- meson setup --cross-file cross_arm.txt build_arm
- コンパイル
- meson compile -C build_arm openrtx_dm1801_bin
- sgl形式に変換
- bin2sgl -f build_arm/openrtx_dm1801_bin -m DM-1801
- DM-1801へ書き込み
- scripts/gd-77_firmware_loader.py -m DM-1801 -f build_arm/openrtx_dm1801_bin.sgl
bin2sglはscripts/にあるものだとglibcのバージョンの都合で(Debian-11だと)動かないので、自分でhttps://github.com/open-ham/OpenGD77/blob/main/tools/bin2sgl/bin2sgl/bin2sgl.cをコンパイルして作るのが確実です。
書き込んで起動することはしたのですが…送受信ができるとは言い難い感じなんですがどうなんでしょうかね。
ソースコードの更新はEasy way to pull latest of all git submodulesに従い、git pull --recurse-submodulesで。
OpenGD77 CPSのExtras→OpenGD77 Supportにある、EEPROM, MCU ROM, Flash, Calibrationの関係を知りたくなったので雑に調べてメモ。
- MCU ROM (524288byte)
- MCU(MK22FN512)内蔵Flash ROMの内容全体
- Flash (20972152byte)
- SPI FlashROM(25Q16CT)の内容全体
- EEPROM (65536byte)
- Flashの0x010000〜0x01ffffの範囲に対応しているようだが、完全に同一ではない
- Calibration (224byte)
- Flashの0x00d000〜0x00d0dfの範囲
MCU ROM, Flashだけ取っておけば大丈夫かな…と思っていましたが、このご時世では大した容量では無いので全部吸い出しておけば良い気がします。
29-May-2019に導入したTenda SG108(8ポートGbEハブ)のACアダプタが昼間に壊れたようです。ACアダプタからケーブルをちょん切ってIC-7200を動かすための安定化電源(ALINCO DM-330MV)に接続し、ハブに9Vを給電すると動作したので、ACアダプタのみの問題と考えて良さそうです。
交換用のACアダプタ(GF12-US0913)を秋月電子に発注しましたが、届くまでの間はハブが安定化電源を使うためにIC-7200を動かせません。57.2kg(21:25)