23-Dec-2024にSvarDOS: DR-DOS is reborn as an open source operating systemという記事が出た影響なのか、年を越えてすぐに自分のタイムライン上にこの話題が流れてきたので、とりあえずSvarDOSをQEMUな仮想マシンにインストールしてみました(インストールしただけで、それ以上のことはしていません)。
FreeDOSカーネルのビルドはnasm, OpenWatcomが必須と書かれていますが、SvarDOSのカーネルであるEnhanced DR-DOSのビルドはJWasmとOpenWatcomということで…どちらにせよOpenWatcomを避けては通れないようです。OpenWatcom、PC-UNIXだとLinux上でしかビルドできないようなディレクトリ構成になっており、他環境でビルドする場合はこの辺りの対応にかなり苦労することになりそうです。さらに「メッセージはwlink自体の入っていて、コードを見てみたところprocfsを使って自分のパスを拾っていて」(原文ママ)という話もあり、(OpenBSD-5.6までは存在したが)procfsの無いOpenBSDではどうするのと頭を抱えています。素直にLinux上でOpenWatcomを使う、で良いのでしょうけど。
既にOpenWatcomインストール済みのLinux機はあるのですが、しょっちゅう忘れてしまうのでメモ。インストールされたコンパイラ一式は/usr/bin/watcomにあり、export WATCOM=/usr/bin/watcom; export PATH=$PATH:$WATCOM/binl; export INCLUDE=$WATCOM/hで良いはず。詳細はArchWikiに丸投げ。.bashrc辺りに設定しておけば良いのだけど忘れちゃうのでそのうちやろう…Linux向けバイナリを生成するOpenWatcomの設定なら、/usr/bin/watcom/owsetenv.shを実行しても良いですし。
86boxなるエミュレータの話題も流れてきており、こちらはOpenBSD上でのビルドが可能です。これはcmake -DRTMIDI=OFF -DQt5_DIR=/usr/local/lib/qt5/cmake/Qt5 -DQt5LinguistTools_DIR=/usr/local/lib/qt5/cmake/Qt5LinguistTools ..で。音周りはOpenALがsndio backendを持っているので特段困ることは無いのですが、MIDIについてはrtmidiがsndio非対応のため(JACK経由ならイケるのかもしれませんが)RTMIDI=OFFとして回避しています。
折角なので86box上で1B/V3起動用ディスク、1B/V3インストール済みのHDDイメージ、超漢字インストール済みのHDDイメージを全て試してみました。どれも動きません。さまざまな世代のチップセットやCPUをエミュレーションできるようなので、何かの設定に問題がある可能性も否定できませんが…1B/V3はともかく超漢字も動かないというのはなかなか手強いです。
16-Apr-2022で触れているファイル転送用のツール、TCP/IP越しでなくシリアルポート越しにも行えるようにした方が良いかなーということで改造作業をやっています。超漢字版は当面このままとして、UNIX版を。VirtualBoxのシリアルポート(16550)エミュレーションは相変わらず不思議な動作が続いているので、VirtualBox側にUSBシリアルを繋げないと動作テストは厳しそうです。
という訳で、何も成果の無い正月休み。三海通の試験も大晦日の深夜に申請しちゃったし、まずは法規と電気通信術を3月期に取れるよう頑張ります。57.3kg(23:15)