ファームウェアのバージョンは最新の1.04で、今のところ分かっているものが三つあります。
一つ目。本体の電源がonの状態でUSBケーブルを接続している状態だと、電源ボタンを長押ししなくても電源が切れます。USB未接続時だと電源ボタンを長押ししないと切れません。
二つ目。Windows10, LinuxではGD-73AがUSBデバイスとして認識されますが、OpenBSDだと認識されません(23-Nov-2019でも触れています)。USBアナライザで見たところ(Windows10, Linux, OpenBSD)、最初のGET_DESCRIPTORで8byte要求→GD-73Aが18byte送信(ホスト側はbabbleエラーとなる)→GET_DESCRIPTORで18byte要求(これは問題ない)→SET_ADDRESSで失敗という状況が起きているようです。
三つ目。BrandMeisterのSMSで、METAR RJTTをDMR ID 262993に送信すると送信はできているものの受信時にハングアップします(これはメーカーに問い合わせたものの再現せずという回答を得ています)。HELPを送信した場合はハングアップしませんが、メッセージをスクロールすると表示が途中でおかしくなります。
需要は多分無いと思いますが、送信機系統図(超漢字の基本図形編集形式)とそれを変換したPDFを置いておきます。
GD-73A、USB充電ができる点を含め、お気楽に使うには結構良いです。とはいえ、この機種に限らず6ボタン機は「じゃあTG91から他のTGに移りませんかね?」なんて状況で困る羽目になるので(交信中にCPS立ち上げて書き換える訳にもいかないでしょう)、テンキー付きの無線機でないと厳しいというのが率直な感想です。
という訳で(RT80にも弱点があるので)資金に余裕ができたら何か一台足してみようかなと考えているところですが、dmrconfigが使える機種で選ぶかもしれません。Radioddity GD-77, RD-5R辺りが候補になるでしょうか。
既にDMR機が複数ある以上、あくまでも余裕ができた時の話、ですけど…58.15kg(21:30)
26-Dec-2020補足:15-May-2020付けでファームウェアv1.05がリリースされており、これによりSMSの表示に関する問題が解決することを確認しています。とはいえ262993に対するHELPの応答を見る限りでは、ある程度の文字数までしか受信していないような雰囲気があります。USB接続中の電源ボタンの動作は改善されたように見えますが、OpenBSDから認識できない問題は相変わらずです。