17日に発注を出したら20日夜に届いてしまいました。eBayやAliExpressでeconomy shippingばかり使うのに慣れてしまうと、DHLでこんなに早く届くことが逆に驚いてしまいます。
まずは全体像。アンテナが内蔵された分Retevis RT80よりは小さいものの、本体部分の大きさはあまり変わりません。重量はRT80(アンテナ装備状態)が217gに対し、GD-73Aは147g。軽いこともありかなり安っぽさがありますが、定価$80前後の安い無線機に多くを求めてはいけませんし、むしろオモチャ感を楽しむ無線機だと思います。
バッテリーは上部二ヶ所のツメを押すと外すことができ、3.7V/2600mAhであることを示すラベルが貼られています。本体側にはシリアル番号とFCC ID(2AN62-GD73)が書かれたラベルが付いています。
分解はRT80と比べると非常に楽です。バッテリーを外したところの2箇所と、ゴムで蓋をされた4箇所を普通の+ドライバーで外すだけ。タッピングではなくきちんとネジ受けが使われている点は評価すべきでしょう。基板の写真は20-Nov-2019で紹介したサイトにある通り、こんな感じです。
ある程度文字が読めるように撮ってはみましたが、AT1846S脇の2SC3356(R25)は潰れています。RT80と異なり内蔵カレンダーがあるためか、液晶接続用のコネクタ脇にバッテリー(1.8V)が装備されています。
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PCとの接続はUSBケーブルで行いますが、OpenBSD-6.6では何度やってもdevice problem, disabling portとなってしまいデバイス自体を認識できません。VMware上のDebian10ではこんな感じに認識できています。
[ 337.849636] usb 2-2.1: new full-speed USB device number 7 using uhci_hcd [ 338.450165] usb 2-2.1: New USB device found, idVendor=1206, idProduct=0227, bcdDevice= 1.00 [ 338.450170] usb 2-2.1: New USB device strings: Mfr=1, Product=2, SerialNumber=3 [ 338.450172] usb 2-2.1: Product: walkie-talkie-C7000 [ 338.450175] usb 2-2.1: Manufacturer: HTMicroChip [ 338.450176] usb 2-2.1: SerialNumber: C86000886357FD716A1F2408 |
lsusbはこんな感じ。USB-CDCそのものではなく、亜種のようです。
購入時はv1.01のファームウェアが書き込まれていましたが、現在はv1.04が最新版です。GD-77A/E製品ページのCPS & Firmware Changelogにあるように、hotspotとの通信時におけるBER(bit error rate)を改善したとありますので書き換えておいた方が良さそうです。
ちょっと荒削りに思える部分もあるのですがJumboSPOT相手に気軽に使うには良さそうなので、どこか適当な時期にJARDの測定機室でチェックし、基準を満たしていれば変更申請を出そうかと思います。57.00kg(07:05)