28-Jun-2019
[BrandMeisterを使うときは]

brandmeister.networkのアカウントを取って(アカウントの取得には時間がかかります)、User DashboardからMy hotspotsを使えるようにしておくと良いです。使えなくてもMMDVMHostをBrandMeisterに接続して使用することはできますが、My hotspotsからStatic Talkgroupの設定を行えるようにしておいた方が便利です。

Talkgroup(TG)にはStaticとDynamicがあるのですが、これらの違いについてはBrandMeister – Static and Dynamic TalkgroupsDynamic talkgroup and Static Talkgroup on Brandmeisterを読むと良いでしょう。後者の記事をざっくり訳すなら、

  1. Dynamic Talkgroup: PTTを押して参加するTalkgroup。参加後、受信状態が15分を経過すると自動的に退出する。
  2. Static Talkgroup: PTTを押さなくても参加状態となっており、受信可能となっているTalkgroup。
  3. Automatic static Talkgroup: Static Talkgroupを設定していない場合、最後に参加していたDynamic TalkgroupがStatic Talkgroupとなる。この状態でPTTを押して他のTalkgroupに参加した場合、元居たStatic TalkgroupがDynamic Talkgroupとなり、参加中のTalkgroupがAutomatic static Talkgroupとなる。

がしがしPTTを押してあっちゃこっちゃのTalkgroupに出入りする場合はあまり気にしなくても良いのでしょうが、TG91(WorldWide)を聞きたいけどPTTを押して自分の存在を世界に知らせるのは気が引ける…という時にはStatic Talkgroupを設定することになります。

また、DMR (Digital Mobile Radio)/D-STAR REFLECTORの構築ではTG440110(BrandMeister Japanでは国内非常通信/訓練用として定義されている)をStatic Talkgroupとして登録し受信可能にしておくと良いとありますので、その観点からもStatic Talkgroupを設定できるようにしておいた方が良いでしょう。

この日記を書きながらJumboSPOT/Retevis RT80越しにTG91を聞いているのですが、webで聞くよりも非常にクリアです。これを書いている時点ではマルタと韓国の局が交信していますが、それ以外の局もTalkgroupに参加して存在を示しているのを見るに、世界って随分近くなったなーと実感しているところです。

RT80特有の問題かどうかは分からないのですが、相手の送信が完了した後の「ぴろっ」というビープを切れないことにちょっと困っています。TYT MD-380ではどうなのでしょうか…(試してみるにも箱から出すのが面倒なので試したくない)。59.10kg(23:25)

29-Jun-2019補足:RT80の問題、CPSから何かのトーン(忘れた)の設定ををoffにすることで解決しました。なお、RT80のRx Group Listはデフォルトでoffになっているので、同じ感覚でMD380を使うと「うおっ、受信できない?!」となるので注意が必要です。

19-Jun-2019
[やっと無線局免許状が届いたので]

購入していたこんな感じのJumboSPOTを動かすことにします。剥き身のままというのも危ないので、Raspberry Pi Zero向けのカバーも別途購入して付けています。

timg_20190502_201849.jpg timg_20190619_093448.jpg

購入時にファームウェアのシリアル/USB対応を選べたので、USBのものにしています。これはPCに繋ぐとUSB CDCとして見えますので、Raspberry Piに限らず大抵の環境で使用できそうです。

MMDVMHostはソースコードをgit cloneで落としてmakeし、./MMDVMHost ./MMDVM.iniといった感じで.iniファイルの所在を示しておけばとりあえず動きます(引数を省略した場合は/etc/MMDVM.iniを参照します)。

早速、MMDVM.iniの各セクションを設定していきます。

[General]
Callsignにコールサインを、IdにDMR IDを設定します。デフォルトではDuplex=1となっていますが、今回使用したJumboSPOTでは0にしないとMMDVMHostが起動しません(ファームウェアがエラーを返してきます)。
[Info]
RXFrequency, TXFrequencyに周波数を設定します。
[CW Id]
使用しないため、Enable=0とします。
[Modem]
JumboSPOTを接続したポートをPortで設定します(例えばPort=/dev/ttyU1)。RxOffset, TxOffsetの値については、今回使用したJumboSPOTには「TxOffset: 1100 RxOffset: (空欄) if No Rx Set Offset」と書かれており、RxOffset, TxOffset共に1100を設定する必要がありました。
[D-Star], [DMR], [System Fusion], [P25], [NXDN], [POCSAG]
使用するモードのみEnable=1とし、使用しないモードはEnable=0として無効化します。無理に無効化する必要もないのでしょうが、JumboSPOTのLEDがピカピカまぶしいので見ているとツラいです。DMRは使用するColorCodeの値を確認しておいてください(デフォルトは1です)。POCSAGで使用する周波数はPOCSAGセクションのFrequencyで設定します。
[DMR Network]
BrandMeister等に直接接続もしくはDMRGatewayを使用する場合はEnable=1、そうでない場合はEnable=0とします。BrandMeisterへ直接接続する場合は、DMR_Hosts.txt辺りを参考にしてAddress, Port, Passwordを設定します。今回はBrandMeister Japan(BM_Japan_4401)を使用します。
[D-Star Network], [System Fusion Network], [P25 Network], [NXDN Network], [POCSAG Network]
YSFClients, P25Clients, NXDNClients, DAPNETGateway(POCSAG)等を使用してネットワークに接続する場合は、対応するセクションのEnable=1。使用しなければEnable=0。D-STARについては他の人にお任せします。
その他のセクション
初期設定のままとしますが、使う予定のない機能(例えばMobile GPSやRemote Control)についてはEnable=0となっていることを確認します。

DMR Networkの設定に問題がなくBrandMeisterへの接続ができていれば、BrandMeisterのdashboard(Hotspots)から自分のコールサインを検索すると見つかるはずです。

あとは、無線機側の設定を行ってこれで動作するか、テストですね…(58.90kg)

26-Jun-2019補足:Offsetの値が正しいかどうかを簡単に検証する方法として、Hotspot Offset Calibration(K9NPX)を紹介します。

詳細はリンク先を見てほしいのですが、MMDVMCalを用意し、MMDVMから433.000MHzで1031Hzのテストトーンを送信する状態にして

  1. 無線機からトーンが受信できなくなるまでfを押す(MMDVM側の周波数を下げる)
  2. 無線機からトーンを受信できるまでFを押す(MMDVM側の周波数を上げる)
  3. 無線機からトーンが受信できなくなるまでFを押す(MMDVM側の周波数を上げる)
  4. 無線機からトーンが受信できるまでfを押す(MMDVM側の周波数を下げる)

2.で再度トーンを受信できた際の周波数をfL[Hz]、4.で再度トーンを受信できた際の周波数をfH[Hz]とすると、

offset = fL + ((fH - fL) / 2) - 433000000 [Hz]

となるようです。

無線機側の設定はこんな感じです。

周波数
[Info]セクションのTXFrequency, RxFrequencyに対応する周波数
モード
DMR(Digital)
タイムスロット
JumboSPOT(Repeater)接続なのでTS2
ColorCode
[DMR]セクションのColorCodeに設定した値
TalkGroup
Contact等で接続先のTalkGroup IDを記述

その他の項目は必要に応じ設定します。自宅に置いたJumboSPOT相手のみで使うならJumboSPOTの周波数〜ColorCodeだけメモリして、あとは出入りするTalkGroupの番号をひたすら無線機に入れていくような作業になるのではないでしょうか。

12-Jun-2019
[八ツ沢線・津久井線の工事(4)]

24-Apr-2019の続き。雨は降っていなかったものの梅雨のシーズンということもあり天気は悪いです。建て替えられた八ツ沢線89号の鉄塔札は「平31.3 55M」となっていました。

tp6123935.jpg tp6123943.jpg tp6123939.jpg tp6123942.jpg

かつて送電鉄塔が建っていた箇所、二つ。

tp6123944.jpg tp6123937.jpg

ついでに、津久井湖城山公園水の苑地にある城山線8号も見てきました。ここは城山発電所から都留線へ向かう城山線と八ツ沢線が交差するだけでなく、キャタピラー上溝線の起点(八ツ沢線から分岐)となっています。

tp6123950.jpg tp6123948.jpg tp6123949.jpg

キャタピラーの工場解体に伴い、分岐のジャンパーが外されているかどうかを確認するために行ったのですが、今のところ残っているように見えます。

JumboSPOT用の(移動しない局の)開局申請、審査が終了したので免許状送付用の封筒を送れとの連絡が来ました。これに加え、第2送信機として申請したJumboSPOTに対し以下のような補足事項が通知書が来ています(スクリーンショット)。

免許状が手元にまだ無い以上運用は開始できませんが、とりあえず免許は下りたと考えて良いのでしょうね。早速封筒を準備せねば。60.05kg(18:40)

10-Jun-2019
[EdgeRouter LITE-3格闘中。(4)]

現在の設定内容の備忘録的な何か。

17. TAYGAのアンインストール

06-Apr-2018で、TAYGA(NAT64)を使ってIPv6だけの環境を構築しましたが、構築の動機となるDisable IPv4 supportがエイプリルフールのネタっぽかったのでこれは破棄します(しっかり騙されました)。

apt-get remove taygaでアンインストールし、/etc/tayga.conf, /etc/default/taygaおよび前回作成した/config/scripts/post-config.d/nat64-enableを削除します。

18. DNSv6サーバアドレスの復元

Google Public DNS64から元のCATV(J:COM)に戻します。


delete interfaces ethernet eth1 ipv6 router-advert name-server 2001:4860:4860::6464
delete interfaces ethernet eth1 ipv6 router-advert name-server 2001:4860:4860::64
set interfaces ethernet eth1 ipv6 router-advert name-server 2001:ff0:2041:1::d:233
set interfaces ethernet eth1 ipv6 router-advert name-server 2001:ff0:2089:1::d:201

19. LAN側ポートのIPv4アドレスの変更

TP-LINK Archer C55(192.168.0.1)との衝突を避けるため、192.168.0.254に変更します。IPv6アドレスは変更しません。


delete interfaces ethernet eth1 address 192.168.0.1/24
set interfaces ethernet eth1 address 192.168.0.254/24

delete service dhcp-server shared-network-name LAN1 subnet 192.168.0.0/24 default-router 192.168.0.1
set service dhcp-server shared-network-name LAN1 subnet 192.168.0.0/24 default-router 192.168.0.254

delete service gui listen-address 192.168.0.1
set service gui listen-address 192.168.0.254

delete service ssh listen-address 192.168.0.1
set service ssh listen-address 192.168.0.254

20. DHCPv4の割り当て範囲の変更

接続する機器が増えても良いように、割り当て範囲を192.168.0.192〜192.168.0.240から192.168.0.16〜192.168.0.111に変更します。


delete service dhcp-server shared-network-name LAN1 subnet 192.168.0.0/24 start 192.168.0.192
set service dhcp-server shared-network-name LAN1 subnet 192.168.0.0/24 start 192.168.0.16 stop 192.168.0.111

21. Debianリポジトリの再設定

本来ならDebian stretchをベースにしたEdgeOS v2に移行すべきなのですが、Windows10では問題無いもののOpenBSDからのネットワークアクセスが異様に遅くなるので、当面はDebian wheezyベースのEdgeOS v1のままで使います。

既にhttp://http.us.debian.org/debianからはwheezyのパッケージが消えているので、http://archive.debian.org/debian/を参照するようにします。EdgeOS v2での設定方法はHelp Centerを見てください


delete system package repository wheezy url
set system package repository wheezy url http://archive.debian.org/debian/

ここまでの/config/config.bootとshow configuration commands > config.commandsを置いておきます。

家の中をGbE化したはずなのに、何故か速度が出ていないのが変だなと思って調べたところ、ネットワークハブとしても使っているArcher C55に問題があることが分かりました。これ、EdgeRouterのeth1に繋いだWAN側のポートはGbE対応なのにLAN側のポートは100BASE-TX止まりなので、このポートからWOR-908(天井裏のGbEハブ)に繋げても速度は出ません。

EdgeRouterのeth1をWOR-908に、eth2をArcher C55に繋ぐことを考えてEdgeRouterの設定を見直した結果今日の日記となったのですが、素直にEdgeRouterにGbEハブを繋ぐ方が良さそうなので何か適当なものを買ってくることにします。やはりあの時Archer C1200を買っておけば良かったんだよ…59.05kg(23:50)

12-Jun-2019補足:TP-Link TL-SG1008Dを追加して解決しました。ハブの発熱はありますが、Tenda SG108の発熱よりは少なく感じます。

22-Jun-2019補足:EdgeOS v2でOpenBSDからのネットワークアクセスが遅くなる問題、遅くなるのではなく(IPv6アドレスを一つしかくれないJ:COMのIPv6サービスへ対応するために使う)NATv6が使えなくなっているためにIPv6での接続ができなくなる、という問題でした。詳細はafter upgrade version v2.0.0 ,ip6tables -t nat command is not workingにありますが、これを書いている時点でのv2.0.3.5189348.190502.1344でも解決していないため、v1.10.9.5166937.190213.1810を使う必要があります。

09-Jun-2019
[キャタピラージャパン相模事業所、解体工事始まってます(2)]

24-Dec-2018の続き。久々に解体中のキャタピラージャパン相模事業所の脇を走ってみたのですが、キャタピラー上溝線37号鉄塔〜キャタピラージャパン構内変電所の結線が外されているように見えます。

tp609331.jpg

tp609330.jpg tp609332.jpg tp609333.jpg

キャタピラー上溝線、やっぱり廃止しちゃうんですかね…?

別記事にしようかと思ったのですが、簡単に箇条書きで。

あと、RETRO Innovationsから買った2364 Adapter PCBが届いているのでこれを組み立ててPC-6001のROMを吸い出せるか試さないといけませんね。部品あったかな…59.90kg(18:20)

05-Jun-2019
[GbE化(2)]

もう一台のGbEハブも届きました。WangLink WOR-908という金属筐体のものです。AliExpressでお値段\2338($21.00)。前回のTenda SG108はぷちぷちに包まれていましたが、WOR-908はちゃんとした箱に入って届いています。また、これもBUFFALO LSW-TX-8NSと比べると電源内蔵でないため小さいです。

tp6053920.jpg tp6053921.jpg

問題はZND0805-CというACアダプタ。妙に軽いのが気になったので中を見ることにしました。ラベルのDCプラグの極性が描かれた辺りのところでネジ止めされているので、これを外すと…

tp6053929.jpg tp6053922.jpg tp6053923.jpg

基板の裏側はこんな感じ。

tp6053924.jpg tp6053925.jpg tp6053926.jpg

Fremont Micro Devices FT838NB2とDiodes Incorporated MB10Fで一次側を構成して、二次側のダイオードはZibo Seno Electronic Engineering SS24Fでしょうか。UL/PSEマークが付いていないのは仕方がないとしても(SG108のACアダプタも付いていませんが)、これを天井裏に置いとくのは大丈夫なのかなーとちょっと不安なので適当なACアダプタに交換することを考えています。

ACアダプタの費用を考えると、やっぱり価格.comで適当なのを探す方が良いのかも…59.85kg(13:35)

02-Jun-2019
[なんとなく(2)のその後]

24-Sep-2011の続き。見にいこうと思いつつなかなか行くことができず、今日やっと見ることができました。で、案の定。

tp6023899.jpg tp6023903.jpg

tp6023900.jpg tp6023901.jpg tp6023902.jpg

津久井町消防団第八分団第四部の文字が消されて火の見櫓も撤去されましたが、 代わりにポールのようなものが建てられて建物の入口がリフォーム(?)されたように見えます。コンクリートや入口のドアの色を見るに、工事が行われてから長い時間が経過してはいないように思われます。

東名高速道路50周年記念 リアル謎解きゲーム〜50年のキセキ オレンジ・クリスタルを探せ!!なるイベントが行われていたのでちょっと参加してみたのですが、この程度は写真を出しても良いのでしょうかね…って、問題冊子の表紙と裏表紙なのですが。

timg_20190602_100250.jpg timg_20190602_221406.jpg

サービスエリア内にある5つの問題(うち一つはサービスエリア固有、他は共通)+αを解くと景品がもらえますというイベントで、冊子やサービスエリア内に置かれた問題には「SNSには公開すんなよ、ネタバレ禁止!」というメッセージが散りばめられているせいなのかネット上にはあまり情報が出ていないように見えます。

難易度、制作元は【所要時間】約30分間と書いているものの、みちまるくん(NEXCO中日本公式LINE@)のヒントを使っても自分は1時間掛かっています。低学年のお子様は保護者と挑戦しよう!なんて言われても普通はそういうお子様と一緒に30分間もサービスエリアで問題を解く余裕は無いような気が。今回は単独行動だったのでどうにかコンプリートできましたけど…

ネタバレ禁止ではあるのですが、問題が分かりにくいのでちょっとだけヒント。

景品はいくつか選べたのですが、50周年記念のピンバッジをもらいました。このイベント、最終的にどれくらいの人が参加してそのうち景品までたどり着けた人がどれくらいいるのかちょっと気になります。59.25kg(24:15)