こんな感じのカラフルな奴です。MD-328Dなるプロセッサが載っていますね。
LGT8F328の類と聞いていたのでArduino IDEにlgt8fxをインストールしてスケッチを書き込め…ません。lgt8fxのデフォルトは57600bpsなのですが、MassDuinoでは115200bpsを要求するのでここからどうにかする必要があります。コンパイルされたスケッチを、avrdudeで然るべきオプションを指定して書き込めば良いのですが。
話によるとLGT8F328Dらしいのでvariant: 328D(rare)にしてコンパイルしたものを流し込んでみましたが、動きません。328P-LQFP32 wemos-TTGO-XIの設定で動いたので、おそらくスタートアップの部分も調整が必要そうです。
uDSCのテストは案の定正しく動かなかったのと、32MHzでの動作もしないこと(max 20MHzと聞いています)、Arduino_prime_number_benchmarkの結果から判断するに、MD-328DはLGT8F328Dと同じものと考えて良さそうです。
折角なので、データメモリ領域のダンプとブートローダーのダンプを取ってみました。MassDuino製造元のダウンロードページにあるArduino - MassDuino_Support_Package V46r2の内容と比較するに、ブートローダーはbootloaders/md328d/optiboot_md328d_extosc_sled_115200bps.hexが書き込まれているようです(とはいえ完全には一致していません)。
とりあえず、取っ掛かりとなる情報はこれだけあれば十分ですかね…?51.70kg(19:30)
14-Mar-2021補足:MassDuino UNO R3はSWDICE_mkII Pro v2.0が繋がります。MD-328D脇にあるC(SWC)/G(GND)/D(SWD)が対応するので、こんな感じに端子を付けて…(半田吸い取り器等ではんだを吸い出してからでないと付かないのが面倒なのですが)
あとはIOREFにVCC, RSTにVPP/RSTを繋げればbootloaderの書き換えもできます。色々面倒なので、確かLGTMCU/Larduino_HSPのoptiboot_lgt8f328d_intosc.hexを書き込んでLarduino相当にしているはず。
でも何故LGT8F328Dってbootloaderを外付け水晶の有無で分けちゃったんでしょうかね(LGT8F328Pについては一つしかない)。とりあえず内蔵発振器で起動だけしておいて、スケッチ起動時に切り替えちゃえば良い気もするのですが。あと、bootloaderをmakeすると-mshort-callsなんてオプションは知らぬわとgccに怒られたのでarduino-1.5.6(gcc-4.3.2)を持ってきてビルドを試みたのですが、ldがsegfaultを起こしてinternal errorになってしまいます。こんな時、どうすれば良いのでしょう…?
21-Mar-2021補足:ICSPコネクタ側の結線ですが、簡単に調べた感じだとWAVGAT UNO R3とは異なり標準的な6pin ICSPの結線(VCC/GND/RESET/MISO/MOSI/SCK)のようです。MassDuinoと同じ基板を使い、MD-328DではなくATmega328Pを載せたBUONO UNO LCを売っているのでこうなっているのでしょう。