未だに動かせていません。
Yuzuki ChameleonがMango Pi MQ-Quad同様にDDR3 SDRAMを16bit幅・rank2で接続しているようなので、Dockerのイメージを入手してビルドを試みてみたのですが…これをそのままMQ-Quadで動かそうとしてもこんな風にメモリの検出に失敗してまったく動きません。とはいえmainlineのU-bootと異なり、linux-sunxiの流儀に従ったU-bootが要求するboot0のソースコードがDockerイメージの中に含まれているのは収穫です(本当はどこかにちゃんとしたH616向けのBSPがあって、そこから手に入れるはず)。
boot0においては、tina-h616-release/device/config/chips/h616/configs/yuzukichameleon/sys_config.fexの内容がbootシグネチャ(eGON.BT0)の少し後にテーブルとして配置されるようで、少なくともSDRAMのパラメータがどんなものかはこの辺りから探ることはできそうです。という訳で、雑なコードを書いてOrange Pi Zero2向けのAndroid(OrangePi_Zero2_Android10_v1.1.img)、Mango Pi MQ-Quad向けのAndroid(h618_android_uart0_phonexcard-5135.img)、Yuzuki Chameleon向けにDockerでビルドしたイメージ(tina_h616-yuzukichameleon_uart0.img)を調べてみました。SDRAMのクロックが少し違うだけで(Yuzuki Chameleonが792MHz、他二つは720MHz)それ以外は全て同じパラメータになっています。
試しにYuzuki ChameleonのDRAMクロックを720MHzに設定するとboot0を抜けた後でクラッシュするようになりました。SDRAMのパラメータに問題がなさそうなら、それ以外の部分…SDRAMの初期化コードの修正とPMIC(AXP313A)の対応を行えばmainlineのU-bootを動かせるのではないかと考えます。とはいえ、この先具体的に何をどうすれば良いかが分からないので困っているんですけどね。55.0kg(20:50)