22-Jun-2025
[進捗。]

仕事場の昼休みにMorseLearnProで20語の5文字暗語を130cpmのスピードで鳴らして、調子が良ければ10文字未満の脱字というところまではなんとか。一方、仕事から帰り自宅でMojiGene+a1a_genを使って40語の5文字暗語の受信練習をすると、20〜30文字は抜け落ちます。疲れた状態だと如実にパフォーマンスが落ちるのはともかく、電報一通につき40語いかないくらいはあるのでこれに耐えうる集中力(と書いてスタミナと読んでください)が続かないとどうにもなりません。

日替わり 通信術練習のデフォルトの単語間隔「狭い」がやたらと狭いなーと思っていたので情報通信振興会のモールス通信練習用CDと比較してみましたが、CDは6点分だったのに対し、日替わり〜の「狭い」は5点分。確かめてはいませんが「やや狭い」が6点分と思われます。現時点では5点分の単語間隔だと単語の切れ目を認識できないことが多いので、しばらくは5.5点分の設定でa1a_genを使うことにします。

WabunMorseProによる和文のリハビリも始めました。14-Jun-2025の補足に記した順番で、ワヨニルホリエラクテコメシの13文字まではどうにか。こちらは100cpmの設定でのんびりやってます。和文電信の電気通信術(受信のみ)があった時代の一アマを取っている以上は支障なくできなければいけない気もするのですが…斯様に無様な姿を晒しております(なので電信は本当にやりたくなかったんですよ)。

目下の悩みは、練習の際にはかなりの集中力を要すると言い出す時点で修練が足らぬわというお叱りを受けるのはともかく、集中力を低下させるような種々のイベントが練習中に高確率で発生することです。そういう邪魔の入らない時間帯なら落ち着いて(?)練習できる反面、パフォーマンスの低い状態になってしまう。こんな練習で意味があるのかなって。

悩んでいても仕方がないので、サマーセールをやっているAliExpressで今後使うことが確実そうなアイテムを発注してみました。ヘッドフォンとパドルとエレキーです。

国試を少しでも意識しているのであればもう少しマシなもん買いなよ、ではあるのでしょう。

特に、パドル。Putikeeg MCT11は背面に割り当てを切り替えるスイッチが付いていて便利そうに見えるものの、これが破損した場合はどうにもならなくなるので止めました。なのでL&MAOの類を選ぶことになりますが…YouTubeではL&MAOのパドルは偽物があるとの話がありますし、Xiegu VK-6もこの動画で取り上げられている物と同様に黄銅製の柱に接点のネジが付いています。Tumd Storeの物は写真のようにステンレス製を使用していると言っているのでこれを信じてみることにしました。

MX-K2については、googleで引いた方が早いのでリンクを貼ってしまいます。電池の交換が面倒とか電源スイッチが無いとかブザーがうるさい等、色々あるようですね。これは届いてからどう改造するかを考えることにします。

何かしらの送信練習用の機材(縦振電鍵でないもの)もそろそろ用意しておく必要があるという理由でこういったお買い物をした訳なのですが、おそらくGHD GN607FTAM-KEYER 203辺りが定番のはず(Oqt5-136はスクイーズ機能が無いらしいし)57.5kg(22:10)。

14-Jun-2025
[LCWO.netで出てくるKMRSUの順序って]

一体どこから出てきてるのかな、って気になっているのですが答えにはたどり着けていません。

コッホ法のオリジナル(?)ではLFCKRPXYQDBGANZUVWJHSIEOMTの順序であったとThe Search for the Koch Sequenceにあり、Ejercicios telegrafía, código morse, según el método Kochにはドイツ語で書かれていたコッホ法についての論文の英語訳がarchive.orgにあると記されています。archive.orgにある資料にはLipmannによるKMRSU順の原典もあったりしますが、実験で使った文字がKMRSUということはなんとなく分かったものの何故これが選ばれたのか(そしてそれ以外の文字を使ったかどうか)は、ドイツ語で書かれていることもありよく分かりません。

Ejercicios telegrafía〜のページでは以下の例示がありますが、

この後に続く説明がスペイン語なので、Google翻訳の結果と一緒に引用しちゃいます。

Hay que tener en cuenta que en el método original Koch de 1936 no se especificaba cuál era la secuencia utilizada sino que se mostraba una tabla de caracteres. De ella se deduce que en realidad era LFCKRDPXYQBGANZUVWJHSIEOMT. La secuencia más conocida KMRSU... fué anterior, publicada en 1928 por el psicólogo alemán Otto Lippmann en Berlin, y que con el tiempo se convirtió en la más usada para pruebas de aptitud en telegrafía usando el método Koch. El porqué de tantas secuencias alternativas, algunas de reciente creación, radica en el orden de aparición de los caracteres a lo largo de las sesiones. Unas secuencias están adaptadas al idioma (alemán, inglés...), otras al orden de "dificultad" de los caracteres, otras al orden en que los caracteres son más usados estadísticamente. Se pueden crear secuencias adaptadas a cualquier criterio (caracteres más usados en abreviaturas, QSO, palabras comúnes), etc., etc.

Es indiferente la secuencia que uses, lo importante es practicar con el método. Aparte de la clásica Koch, la primera, el ejercicio incluye otras cinco alternativas e incluso una última alfanumérica de uso en muchos programas de aprendizaje similares. No está demostrado que ninguna de las variantes sea mejor o más efectiva. En todas ellas se van añadiendo los signos de puntuación y caracteres especiales en las últimas sesiones para quien desee practicar con la totalidad de los caracteres: .,/?=Ñ;:()'+-"&!@¿

1936年に発表されたオリジナルのコッホ法では、使用される順序は指定されておらず、文字の表が示されていたことに注意が必要です。このことから、実際にはLFCKRDPXYQBGANZUVWJHSIEOMTであったと推測できます。最もよく知られている順序KMRSU ...は、1928年にドイツの心理学者オットー・リップマンによってベルリンで発表されたもので、後にコッホ法を用いた電信能力試験で最も多く用いられるようになりました。近年作成されたものも含め、これほど多くの代替順序が存在する理由は、セッション全体を通して文字が出現する順序にあります。ある順序は言語(ドイツ語、英語など)に合わせて調整され、他の順序は文字の「難易度」に合わせて調整され、他の順序は統計的に最も多く使用される文字の順序に合わせて調整されています。また、任意の基準(略語、QSO、一般的な単語で最も多く使用される文字など)に合わせて順序を調整することもできます。

どの順序を使う​​かは重要ではありません。重要なのは、その方法を使って練習することです。この練習には、最初の古典的なコッホ法に加えて、5つの代替方法と、多くの類似学習プログラムで使用されている最後の英数字法も含まれています。これらの方法のどれが優れているか、より効果的であるかは証明されていません。すべての文字を使って練習したい人のために、最後のセッションではすべての方法に句読点と特殊文字が追加されています:.,/?=Ñ;:()'+-"&!@¿

コッホ法で和文のモールス符号を覚えていくとするとどういう順序で進めていくのが適当なのだろうか…?というのをずっと悩んでいたのですが、もしかして「悩んでいる暇があるなら何でも良いから適当に選んだ二文字から始めて一文字ずつ追加していけ、やることは欧文と同じ、とにかくやれ」だったりします?(長々と文章を書いた割に、結論はそれかよ…)

ここまで書く過程において、各文字に対応するモールス符号のレーベンシュタイン距離を雑に計算して調べてみたのですが…よく使われるKMRSU順は最後に学習した文字と符号間距離の短い文字を追加している、という訳ではないように見えます。数字を抜いた状態での評価になりますが、単に距離だけであればQZGOJ順の方が積極的に短いものを選んでいるように見えます。とはいえ、QZGOJ順は頻出のTやEを最後にすることが適当なのかという問題がありますね。57.2kg(22:15)

15-Jul-2025補足:JA2HBY氏作成のCWTrainer(2024.8 v1.0.5.2)では、

の文字順を採用しているようです。CWTrainerのHelp.PDFに和文文字群は内山OM の練習法、CQ 出版社「和文モールス練習」にほぼあわせて、つくってある。とありますが、『和文モールス練習』を国立国会図書館サーチで検索しても見つけ出せません。また内山OMの練習法については謝辞に3.1990.oct めざせ1 アマ奇跡のモールス練習法(JH0VYP)、和文練習の一部を引用しましたとあり、これはCQ ham radio誌1999年10月号に掲載されていた記事(奇跡のモールス練習法--JHφVYP 内山浩良 p276~280)を示しているようです。※Help.PDFからの引用は原文ママ

アイウエオ順にやるのもなんとなく面白くない(飽きるし偏る)ので、それ以外できちんとした根拠のある順番があればそれで進めたいと考えています。とはいえ、これ以上深入りしても時間の浪費になるだけなので、とりあえずこの文字順でやってみることにしましょう。

07-Jun-2025
[ML6RL16Aのもろもろ交換、の前に。]

26-Jul-2014の続き。起動時にCMOSバッテリが干上がっていると言われてしまうのを随分と長い間我慢していたのですが、そろそろ耐えられなくなってきたので交換しようかなと。CMOSバッテリはマザーボード裏面に付いているらしく、全てをバラす覚悟でやらないといけないそうなのですが…だったらHDD(160GB)→SSD交換もやっちゃおうかなって。そんなに大した用途で使う/使えるマシンではないので、128GBもあれば十分でしょうし。

分解しないことには何も始まらないので、まずはそこから。工人舎MLやその姉妹機と言われる東芝NB100のHDD→SSD交換話は色々なところにあるので、この程度の画像はどこにでもあると思うんですよね。

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でも知りたいのはその先、どんな型番のバッテリが付いているかという情報。とりあえず、ケースからメインボードを外してこんな感じでしょうか?

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バッテリ部分の拡大。

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MaxellのML1220が載っていました。コネクタは少し長いように見えますので、NB100対応と明記された物を買うか端子付きの物を買って古いバッテリからリード線/コネクタを移植することになるのでしょう。お値段と加工の手間を考えた結果、自分はamazonで売られていた適当な物を発注することにしました。

おまけ。分解の際、ヘッドフォン/マイク端子脇にあるゴム製の部品をうっかり失くさないよう注意してくださいね。

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久々に分解して気付いたのですが、無線LANカードがLITEON WN6301L(RTL8187B)からAW-NU706H(RaLink RT3090)に載せ替えられていました。RealtekではなくRaLinkを使いたい何らかの理由があったのかもしれません。56.6kg(23:30)

08-Jun-2025補足:「nb100 ml1220」をキーワードにGoogle検索してみましたが、

20250607.png

この件に関して言及しているblog記事が既にあったものの、今はこれを閲覧することはできない状態になっています(このユーザ自体が存在しない状態になっていますし、Web Archiveでも引っかかりません)、Googleのキャッシュが参照できる時代であれば、もう少し探ることもできたかもしれません。