一体どこから出てきてるのかな、って気になっているのですが答えにはたどり着けていません。
コッホ法のオリジナル(?)ではLFCKRPXYQDBGANZUVWJHSIEOMTの順序であったとThe Search for the Koch Sequenceにあり、Ejercicios telegrafía, código morse, según el método Kochにはドイツ語で書かれていたコッホ法についての論文の英語訳がarchive.orgにあると記されています。archive.orgにある資料にはLipmannによるKMRSU順の原典もあったりしますが、実験で使った文字がKMRSUということはなんとなく分かったものの何故これが選ばれたのか(そしてそれ以外の文字を使ったかどうか)は、ドイツ語で書かれていることもありよく分かりません。
Ejercicios telegrafía〜のページでは以下の例示がありますが、
- KMRSUAPTLOWINJEF0YVG5Q9ZH38B427C1D6X
- KMURESNAPTLWIJZFOYVG5Q92H38B47C1D60X
- Q7ZG098O1JPWLRAM6BXDYCKN23FU45VHSITE
- ANETOISRHDL1UC245MWQ36FYPG79BV80KJXZ
- ETI5MAN0SOR1KDW2VUG8HBF9PCQ3YJL46XZ7
- TEANOIS14RHDL25UCW36MFYPG79BVKJ80XQZ
- ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ0123456789
この後に続く説明がスペイン語なので、Google翻訳の結果と一緒に引用しちゃいます。
Hay que tener en cuenta que en el método original Koch de 1936 no se especificaba cuál era la secuencia utilizada sino
que se mostraba una
tabla de caracteres. De ella se deduce que en realidad era LFCKRDPXYQBGANZUVWJHSIEOMT. La secuencia más conocida
KMRSU... fué anterior, publicada en 1928 por el psicólogo alemán Otto Lippmann en Berlin, y que con el tiempo se
convirtió en la más usada para pruebas de aptitud en telegrafía usando el método Koch. El porqué de tantas secuencias
alternativas, algunas de reciente creación, radica en el orden de aparición de los caracteres a lo largo de las sesiones.
Unas secuencias están adaptadas al idioma (alemán, inglés...), otras al orden de "dificultad" de los caracteres, otras al
orden en que los caracteres son más usados estadísticamente. Se pueden crear secuencias adaptadas a cualquier criterio
(caracteres más usados en abreviaturas, QSO, palabras comúnes), etc., etc.
Es indiferente la secuencia que uses, lo importante es practicar con el método. Aparte de la clásica Koch,
la primera, el ejercicio incluye otras cinco alternativas e incluso una última alfanumérica de uso en muchos programas
de aprendizaje similares. No está demostrado que ninguna de las variantes sea mejor o más efectiva. En todas
ellas se van añadiendo los signos de puntuación y caracteres especiales en las últimas sesiones para quien desee
practicar con la totalidad de los caracteres: .,/?=Ñ;:()'+-"&!@¿
1936年に発表されたオリジナルのコッホ法では、使用される順序は指定されておらず、文字の表が示されていたことに注意が必要です。このことから、実際にはLFCKRDPXYQBGANZUVWJHSIEOMTであったと推測できます。最もよく知られている順序KMRSU ...は、1928年にドイツの心理学者オットー・リップマンによってベルリンで発表されたもので、後にコッホ法を用いた電信能力試験で最も多く用いられるようになりました。近年作成されたものも含め、これほど多くの代替順序が存在する理由は、セッション全体を通して文字が出現する順序にあります。ある順序は言語(ドイツ語、英語など)に合わせて調整され、他の順序は文字の「難易度」に合わせて調整され、他の順序は統計的に最も多く使用される文字の順序に合わせて調整されています。また、任意の基準(略語、QSO、一般的な単語で最も多く使用される文字など)に合わせて順序を調整することもできます。
どの順序を使うかは重要ではありません。重要なのは、その方法を使って練習することです。この練習には、最初の古典的なコッホ法に加えて、5つの代替方法と、多くの類似学習プログラムで使用されている最後の英数字法も含まれています。これらの方法のどれが優れているか、より効果的であるかは証明されていません。すべての文字を使って練習したい人のために、最後のセッションではすべての方法に句読点と特殊文字が追加されています:.,/?=Ñ;:()'+-"&!@¿
コッホ法で和文のモールス符号を覚えていくとするとどういう順序で進めていくのが適当なのだろうか…?というのをずっと悩んでいたのですが、もしかして「悩んでいる暇があるなら何でも良いから適当に選んだ二文字から始めて一文字ずつ追加していけ、やることは欧文と同じ、とにかくやれ」だったりします?(長々と文章を書いた割に、結論はそれかよ…)
ここまで書く過程において、各文字に対応するモールス符号のレーベンシュタイン距離を雑に計算して調べてみたのですが…よく使われるKMRSU順は最後に学習した文字と符号間距離の短い文字を追加している、という訳ではないように見えます。数字を抜いた状態での評価になりますが、単に距離だけであればQZGOJ順の方が積極的に短いものを選んでいるように見えます。とはいえ、QZGOJ順は頻出のTやEを最後にすることが適当なのかという問題がありますね。57.2kg(22:15)
15-Jul-2025補足:JA2HBY氏作成のCWTrainer(2024.8 v1.0.5.2)では、
- FJGHDKSLA.RU56TY47EI38WO29QP10VMBNC,X?Z/
- ワヨニルホリエラクテコメシミンヒーフユネ4ロ()ア8オ゛サノ、75゜モヌ」ケチト2ウイハヲス1レセカ9キソタツ0ヤナマ3ムへ6?ヰヱ
の文字順を採用しているようです。CWTrainerのHelp.PDFに和文文字群は内山OM の練習法、CQ 出版社「和文モールス練習」にほぼあわせて、つくってある。とありますが、『和文モールス練習』を国立国会図書館サーチで検索しても見つけ出せません。また内山OMの練習法については謝辞に3.1990.oct めざせ1 アマ奇跡のモールス練習法(JH0VYP)、和文練習の一部を引用しましたとあり、これはCQ ham radio誌1999年10月号に掲載されていた記事(奇跡のモールス練習法--JHφVYP 内山浩良 p276~280)を示しているようです。※Help.PDFからの引用は原文ママ
アイウエオ順にやるのもなんとなく面白くない(飽きるし偏る)ので、それ以外できちんとした根拠のある順番があればそれで進めたいと考えています。とはいえ、これ以上深入りしても時間の浪費になるだけなので、とりあえずこの文字順でやってみることにしましょう。