27512までなら無改造でイケるのですが、TC531000のような変な奴の場合はちょっとLANカードに手を加えないと吸い出せません。という訳で、やってしまいました。
| 基板から外したROMの足は、こんな風に半田でザラザラな状態になっています。綺麗に整えておけば良かったのでしょうが、面倒だったので… |
| そういう状態のROMをソケットに装着しては取り外しなんてことを何度もやっていると、こんな風にソケットはボロボロになります。 |
| そこで、ゼロプレッシャーソケットに交換してしまいます。交換したついでに、アドレス線(BA16)をRTL8019ASから接続しておきました。 |
| BA16はROMの22番ピン(CE#)に接続しますが、ここはGNDに落ちていますので、パターンをカットしておく必要があります。 |
| 基板の表と裏の両方でGNDに落とされていますので、どちらもしっかり切り離しましょう。 |
という訳で、改造したISAのLANカード(RTL8019AS載せた奴)向けに、ROM吸い出しプログラム書いてみました。RTL8019ASのBoot ROMの設定を、16K Page modeとしておくことをお忘れなく。もちろん、DOS向けです。
printf()の表示がかなり怪しいですが、面倒なので修正していません。これだからintが16bitな環境は嫌なんだよ…
でも、今時ISAなカードでやっても「そんな環境なんて無い!」と言われるだけですね。こういうことは、現時点で入手可能な物…PCIでやらないと評価されないのですよ。
という訳で、RTL8029ASでできるかどうか考えてみました。
ROMとしてマップ可能な領域が32Kbyteですが、これはSerial EEPROM向けの線(EESK, EEDI)を拝借すれば128Kbyteまで引っ張れそうな気がします。どうせ正規のBoot ROMなんか載せないだろうし、吸い出しやってる場合はネットワークコントローラとしては使わないだろという前提で。
問題はソフトウェア側で、こっちの方が面倒な気がします。といっても、PCIバス上でRTL8029ASを検索し、ROM用のウィンドウを適切に設定してI/Oレジスタの値を取得するだけなんですが。
吸い出し用のコードは、今あるものを少し改造すれば済むでしょう、多分。
…なんてことを考えていたら、なんか試したくなってくるんですが…手元に部品無いし吸い出した内容を読みたいし宿題も溜っているからそれどころじゃないですorz
とりあえず、こんな風に読み出せているのでLANカードの改造自体はうまくいってるような気がします。
実は、ROMの吸い出し作業中にISAバスの付いてるFMV(Classic Pentium/120MHzが載っていた時代のもの)が何故か起動しなくなって、Cyrix MIIが載っているマシンを使う羽目になりました。
流石にこのマシンを吹っ飛ばす訳にもいかないので、吸い出し器具のPCI化、あるいはROMライタの導入を急いだ方が良いのかも…
01-May-2007: 朝昼:いつもの。夕:妻にお任せ(チヂミ)。
02-May-2007: 朝昼:いつもの。夕:白飯、八宝菜(キット使用)。
03-May-2007: 朝:シリアル+牛乳。昼:即席ラーメン+パン。夕:カレーライス。(20:15)