12月27日付の読売新聞夕刊、TV番組案内のページにあるCM界というCMを紹介するコーナーで。So-netのCMが取り上げられていたのだけど。
勝手に全文引用しちゃいます。
あと五日で二〇〇〇年が幕を開ける。 ご多分にもれず、かつて、二〇〇〇年は未来の象徴であり、「いったいどんな世界に?」と夢想した。 とはいえ、現実は、SF的な世界とかなりかけ離れており、十年一日といった感じもする。 そんな中、SFを思わせる進歩と普及を見せているものの一つが、情報通信の分野。子供からお年寄りまで、あらゆる世代がインターネットを楽しむ時代に突入しつつあり、そんな時代の到来を感じさせるのが、インターネットプロバイダー「ソネット」のCMだ。 茶の間のパソコンで、インターネットをしたくて悩んでいた初老の夫婦。二人がため息をついていると、突然、メールソフト「ポストペット」のメール配達クマさん、モモが出現する。モモに導かれ、「ドレミファ、ソネット」「どしたらできるの」と口ずさんだ夫婦。途端に二人の表情は明るくなり、次第にノリノリの状態に。同じ節をオペラ風、ラテン風と、歌い方を変えるたび、コスチュームも変化。大げさなアフロヘアでサンバのリズムを打ち鳴らし、最後は宝塚も真っ青のメークと衣装で、ラインダンスを披露する。 ソネットに電話をかけたら、いとも簡単にインターネットに接続し、めくるめくインターネットの世界を堪能したというオチ。 未来感やざん新さを訴えるのではなく、ただただ楽しさを追求している。 今や未来は、構えるほど新しくも、小難しくも、輝かしくもない。そんな身近さが、むしろ未来的なのかもしれない。(い) |
斬新を「ざん新」と書くことに対してどうこういうのが目的ではないです。「今や未来は、構えるほど新しくも、小難しくも、輝かしくもない。」という一文が引っかかったので取り上げました。
なんていうのかなぁ、自分では分かっていてなおかつ触れてほしくないことを、他人から言われてしまったような気分、なのかな。これ読んでそう思ったんです。
酒飲んで愚痴ったこともありましたが…冷静に考えてみると、「未来は輝かしいものだと思いたい」からそう感じるのかなとも思ってみたり。
…で、明日から2000年。無事に年を越せたら…乾杯、しますか。