まだかまだかと待つ日々ですと書いた28-May-2013の夕方には届いたので、WindowsXP用のソフトウェアをセットアップして前から吸い出しを行いたかった11個のROMの吸い出しをやってました。9個は21-May-2013のTOSHIBAの機種不明なフォントROM、残りの2個はPanacom M500L(CV-M500LFD)のジャンクからひっぺがしたBIOS ROM。
やっぱり専用の道具は便利です。さくさく作業が進みますね。
DOS版のソフトウェアからの吸い出しもやってみようとしたのですが、仮想マシン上で作ったディスクイメージに問題があったらしくOSすら起動しないフロッピーを作ってしまったため、また今度に。
♪
道具を入手したので、前から気になっていたROMの吸い出しを試みようと考えているのですが…なかなか難しそうです。
ターゲットは、16-Jul-2007に分解したJDL ACCOUNTING NOTE MVに載っていた、SOP44のROM×2。当時の写真を見る限りでは、一個は富士通の29F400BA-90、もう一個はJDL J8SX00062というカスタムチップに見える物。29F400BAはともかく、J8SX00062の素性が分からないのでまずはJ8SX00062をひっぺがした後の基板のパターンをじっくり観察。
1番ピンと44番ピンに信号線が接続されている気配はなく、それ以外のアドレス線は接続されていそうなことを考えると、このカスタムチップらしき物は27C160をベースとした16Mbit(2Mbyte)のマスクROMである可能性が高いように思われます。
また、基板のシルク印刷を信用するのであれば、アドレス線(VA[])およびCS,OEの制御線はROM側とCPU側できちんと対応しているものの、データ線(VD[])はROM側のD0〜D15はCPU側のD15〜D0に対応しているように見えます。吸い出した後に16bit単位でのビット反転を行う必要があるかどうかは…実際に吸い出した後のお楽しみということで。
とはいえ、これらのROMをどうやってROMライタに取り付けるかというのが一番の問題だったりする訳で。書き込みの行える29F400BAは取り付け用のアダプタがあるのでともかく27C160(推定)は一体どうやって配線すれば良いか見当が付きません。FONTSELなんてシルク印刷がある以上、J8SX00062はフォント関連のデータを格納していそうなので是非とも中身をみてみたいところなのですが。
♪
Panacom M500L(CV-M500LFD)の基板に付いていたこれとか、もうどーすりゃいーのさと。
富士通のMB834200A-20。型番から4Mbit(512Kbyte)のマスクROMのようですが、QFP64は流石にうまく剥がせる自信が無いなあと。59.3kg(03:30)