試しにNetBSD/T-SH7706LSRのファイルをいくつかいじって、Iφ/Bφ/Pφ=120MHz/40MHz/20MHz動作を試みたらシリアルポートの文字化けが酷くて使い物にならなかったんですよ。115200bpsを指定したら実は57600bpsで動くんでしょ?という類でもなく。
という訳で、SCIF(FIFO付きシリアルコミュニケーションインタフェース)の、ビットレートとSCBRR2の設定をちょっと計算してみました(nは0の場合に限ります)。データシートでは57600bpsの設定値とPφ=40MHz時の値が載っていなかったので。
(リンク先は計算に使用したOpenOfficeのワークシートです)
…Pφ=20MHz時は115200bpsは正しく通信速度が出なくて、57600bps以下にしないと使い物にならない、ということですか。
また、NetBSD側だけ57600bpsで動かしても困るので、MESの開発環境をWindowsマシンに突っ込み、config.sysを修正してPφ=20MHz/57600bpsとしたものをT-SH7706LSRに書き込んでMES側も57600bpsで動作させるという手間が必要になるのですが…現時点ではここまでやりたくないです。面倒なので。
T-SH7706LSRをNetBSD専用機として長期間連続動作させるという予定があるのであれば、SDカード上のmesboot.exeなりnetbsd.binなりを自動的に読み込ませる処置を施すついでにconfig.sysの修正を行えば良いでしょう。しかし、ボードを買ってきてちょっとNetBSDを試してみたいという場合、SDカードにmesboot.exe, netbsd.binだけ書けば済むという手軽さを損なってまでPφの正確性にこだわる必要があるかどうかは疑問です。オーバークロック動作をさせている、という点は非常に気持ち悪いのでこうやってあれこれ調べていたのですが。
正直なところ、T-SH7706LSR、もうちょいクロック周りはなんとかならなかったの?という気分です。SuperHに特別なこだわりを持っていないのであれば、同じ値段でARMの(この日記はここで途切れている)60.05kg(15:55)